別府旅行2日目。
鉄輪(かんなわ)温泉にある 神和苑(Kannawaen)の朝ごはん。
やっぱり旅館の楽しみは露天風呂と盛りだくさんの朝ごはんだよね。
和食の朝ごはん。3段重に温かい湯豆腐。
本日は湯布院観光へ。
9月末まで別府から由布院までの直行バス「ゆふりん」や特急は運休中で路線バスのみ運行。(コロナの影響で)列車も現在、大分駅⇔由布院は直行で行けない状況(庄内駅⇔由布院駅間はバスによる代行輸送)だった。
亀の井バスで別府駅西口から由布院バスセンターまでは約1時間で到着。バスは途中からかなりカーブの多い山道を登って下る。
由布院駅前。まだお昼前なので人は殆どいなかった。
まずは、由布院駅舎に隣接する由布院ツーリストインフォメーションセンターへ。
由布院ツーリストインフォメーションセンターは、2018年の雑誌Casa BRUTUSの「建築を巡る旅」特集にも大きく掲載されていた建築物。
建築デザインは世界的な建築家、坂茂氏(Shigeru Ban)の設計。
Y字の形をした木造の柱は森の樹木をイメージさせる。
特に夕暮れ時の外観がすごく美しいので、ぜひ、オフィシャルページで写真をご覧ください。
2Fには旅に関する本が1500冊あり、由布院市のみならず九州圏域全体の周遊観光のハブ的な役割も備えた情報発信拠点となっている。「Lonely Planet」全世界揃っていた。
由布駅から徒歩10分位の田園風景の中にある「ゆふいん 山椒郎」でランチ。
趣のある一戸建ての日本料理店で由布岳が見えるテラス席もあった。
ランチの「合わせ箱(山)2,200円(税抜)」は彩り豊かな新鮮な野菜とお肉で目でも舌でも楽しめる。野菜は触感も良く、味もしっかりついていて美味しかった。
この他にも野菜たっぷりのステーキランチもあり、景色も味も最高のお店だった。
このランチはたまに食べたいので、山椒郎さん、鎌倉にも出店してくれないかしら…
山椒郎を出ると観光辻馬車に遭遇した。大きな馬が観光客を乗せた馬車を引いて、駅から田んぼ沿いの道を通りながらいくつかのスポットを巡る40年続く街の風物詩だ。
コースは由布院駅を出発し、佛山寺、宇奈岐日女神社を巡るおよそ60分。
山椒郎から金鱗湖までショートカットするため、湯の坪街道を通らずに、田園を横切って湖まで歩いた。秋晴れで気分爽快。
15分程歩くとショッピングスポットがあった。
そして急に景色が変わり、小川が流れる清々しい小路になった。金鱗湖周辺には由緒正しい旅館がある。
金鱗湖畔にある高級旅館、亀の井別荘の敷地内にある茶房「天井棧敷敷(てんじょうさじき」とショップ「鍵屋」。江戸時代の造り酒屋の屋根裏を改装した店内には、グレゴリオ聖歌が流れるクラシカルな茶房。(テラス席もあり)
ショップには大分の工芸品竹細工や九州の食材、名品が並ぶ。
風格が漂う亀の井別荘の敷地内に入っただけで、なんだかとても気が良くて心が穏やかになった。由布院ってパワースポットなんじゃないの?と感じた。
亀の井別荘はちょっと予算オーバーだったので別府の旅館に宿泊したが、やはり由布院の亀の井別荘に宿泊すればよかったかなと思った。旅館のたたずまいが写真で想像していたより良い。
湯布院のシンボルである金鱗湖(Lake Kinrin)
ここは旅行前に見ていたイメージに近い。そんなに大きな池ではないが、湖面に映る山や木々が美しい。冬の早朝には湖面から湯気が立ち上る幻想的な光景を見ることができるそうだ。
金鱗湖の湖畔に佇むベーカリーカフェ、「カフェ・ラ・リューシュ」でコーヒータイム。
焼きたてパンの香りに包まれた小洒落たカフェのテラス席で、美しい景色を見ながら飲むカフェラテは美味しい。特にコロナ禍の外出自粛以降、こんな些細な事でも幸せを感じる。
コーヒーブレイクの後は、お土産屋が建ち並ぶ湯の坪街道を歩いて由布院バスターミナルまで戻った。
途中、昭和な看板発見。と思いきや、昭和レトロパーク「湯布院昭和館」のセットだった。
残念ながら昭和館は休館だったので外観のみ撮影。子供の頃見たコーラ瓶の自動販売機が懐かしかった。
湯の坪街道は由布岳が見えて良い雰囲気。関東では決して見られない風景。
街道には観光地らしいグルメやお土産屋が並び、食べ歩きが楽しめる。
ガイドブックを見ると、湯布院はロールケーキのお店が多いようだ。
「ジャズとようかん」
センスの良いパッケージのようかんのお店。
湯の坪街道エリアでも常に行列の絶えない人気店「nicoドーナツ 湯布院本店」は残念ながら休みだった。湯布院、別府は火曜日休みのお店が多いので行きたいお店やレストランは旅行前に確認した方が良い。15時のバスで別府に戻るため、食べ歩きグルメを楽しむ時間がなかったのが心残り…しかし今夜のホテル、インターコンチネンタルホテル別府も楽しみたかったので早目に帰ることにした。
由布院バスセンターから路線バスで別府駅まで約1時間で到着。
道中の山の景色は非常に美しいのだが、少し酔う。
別府駅西口からインターコンチネンタル別府リゾート&スパの送迎車ベンツ(予約制)でホテルまで約20分。
別府湾を見下ろす高台にあるANAインターコンチネンタル別府は2019年8月に開業した大分県初の外資系ラグジュアリーリゾートホテル。
インターコンチネンタル別府到着。吹き抜けの大きな窓から別府温泉郷を見下ろすロビーに入ると温泉地なのにリゾート感が高まる!ここ、本当に温泉地、別府?
昭和イメージの温泉地、別府に似使わない(失礼!)、海外のホテルを思わせる開放的でスタイリッシュな空間。テラスのある広い客室は全89室。海と山、湯けむりを見下ろすインフィニティプール、スパ、露天風呂がある。もちろん、レストランとバーでは洗練されたお料理が楽しめる。
レストランのテラスから見るインフィニティプール。
別府温泉郷の中でも山の方に位置する明礬(みょうばん)温泉をさらに登った山の上にあるので景色最高。
17時半すぎて暗くなってきたので私の写真では良さがあまり伝わらないが、晴れている日中はもっと美しい。(公式ウェブサイトを観てね)
ホテル予約サイト一休.comで予約した。
一休.comのwebサイトはGoToトラベル割引後の料金が明朗で、さらに一休ポイント5%割引も即利用できるのでお勧め。
”GoToクーポン+ポイント5%で朝食付2名47,571円~ さらに地域共通クーポン12,000円分”
と、こんな感じで表示されていて、決済は事前または現地決済を選択できる。GoToトラベルの割引きの手続きはなし。私達が行った9月は地域共通クーポンが始まる前だったが、10月からは宿泊先で地域共通クーポンももらえて食事やお土産に利用できて本当にGoToトラベルはお得!
デラックスツインルーム(山側でした)洋室49㎡+テラス13㎡
2人では十分な広さでお部屋のセンスよし。
クラブインターコンチネンタルにはテラスに専用の露天風呂がついている。
普通のツインルームでもバスルームが広くてきれい。シンクも2台あり。
大浴場、露天風呂があるのでお部屋のバスタブは使用していない。
インターコンチネンタル別府リゾート&スパの良さはプールや景色だけではない。
都会のインターコンチネンタルホテルにはない、露天風呂が最高だった!
高台にあるから、景色を遮る塀がなくてすごく開放感がある。写真のように小さな湯船が複数あり、プライバシーに配慮した造りになっていて非常に満足だった。
外資ホテルなのに湯船につかったまま、夜は夜景を見ながら、朝は海を見ながら(サンフラワー号も見えた)露天風呂でリラックスできるのは、さすが「おんせん県、大分」
温泉の楽しみとラグジュアリーなリゾートの滞在を叶える、インターコンチネンタル別府。
今まで日本国内で宿泊したホテルの中で眺望、お部屋、ファシリティが一番良かったかも。
レストランなどの安全衛生面、公共スペース内のソーシャルディスタンス配慮はもちろんの事、スタッフのホスピタリティも良かった。
宿泊した旅館やホテルの印象で旅先の思い出はかなり良くなるもの。
ANA InterContinental別府リゾート&スパは詳細ブログも作成予定。
別府最終日、インターコンチネンタル別府の朝食、海浜砂湯につづく…