六本木ヒルズの東京シティビューで開催中の楳図かずお大美術展に行ってきた。
比類なき才能の楳図かずおの漫画のジャンルは恐怖マンガからギャグマンガ、少年・少女もの、劇画、SFなど。私は子供の頃、楳図かずおの漫画を夢中になって読んでいた。中でも好きだった作品は「まことちゃん」「おろち」「洗礼」「漂流教室」「恐怖」。
「洗礼」と「漂流教室」を読んだ時の衝撃は今でも覚えている。
今回開催の楳図かずお大美術展は楳図かずおの「芸術性」にスポットを当てた【UMEZZ ART PROJECT】。「芸術家としての楳図かずお」を提示している。
展示の見どころは、楳図かずおの27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』を初公開。全101点の連作絵画として展示している。※絵画は撮影禁止
漂流教室©楳図かずお
最後どうなるのか気になって仕方なかったSFストーリーの漂流教室。ドラマ化もされていたっけ。CGがきれいな今、映画化したらもっと良い作品になるかも。
「ZOKU-SHINGO」以外の展示は、「漂流教室」「私は真悟」「洗礼」「まことちゃん」。
代表作「まことちゃん」の展示はもっと見たかったが、ギャグマンガなので、今回のテーマである芸術性からは外れるので仕方ないか。
漂流教室のひとコマ。ミュージアムショップでこのポストカードを販売。
《回想回路》Artist:エキソニモ
“本作品は、『わたしは真悟』が描かれてからおよそ40年が経った現代において、もし真悟の思念が今もインターネットの中に生きていたらというアーティストの想像から着想されています。″
モニターの画面からは『わたしは真悟』の場面が映し出されていたが、日差しが明るすぎて画面がよく見えなかったのが残念。
東京タワーを背景に大量のケーブルの上には、赤いランドセルが置かれている。
私が大好きだった「まことちゃん」
楳図かずおのギャグセンスがすごく好きだった。小学生の時、少年サンデーにファンレター送って、小学館からまことちゃんのバッチが送られてきたのがすごく嬉しかったのを思い出した。
楳図かずおの漫画は恐怖マンガでも物語性があって好き。
楳図ホラーの傑作「赤んぼ少女」「恐怖」や「おろち」には必ず悲しい人間ドラマがあった。
ふと現実世界に戻される瞬間。東京シティビューは眺めが良い。
美術展に行ったら毎回グッズを購入するのが楽しい。
私の前に並んでいた女性もまことちゃんのクリアファイルを買っていたのが何だか嬉しい。
楳図かずお大美術展コラボレーションカフェ UMEZZ CAFEもあった。
展開期間:2022 年1 ⽉28 ⽇(⾦)〜3 ⽉25 ⽇(金) ※会期中無休
美術展を出た後は、同じく楳図かずおの漫画が好きだった同級生と漫画大人買いしようかな。と話していた。楳図かずおミュージアム作ってほしい!グワシ!!
楳図かずお大美術展/ UMEZZ ART PROJECT
会場:東京シティビューTOKYO CITY VIEW
会期:2022年1月28日(金)~3月25日(金)