飛行機と空港が大好きな私にとって、飛行機乗り継ぎの旅は苦痛ではない。むしろ乗り継ぎして色々な航空会社に乗りたいタイプの私は2019年現在、28社のエアラインに搭乗した。
2019年、初めて乗ったエアラインはLOT ポーランド航空。
ポーランドに行った事ない人は中々乗ったことがないんじゃないかな。
ポーランドのワルシャワ空港というのにも少し興味があって、マドリードまで乗り継ぎの際、LOTポーランド航空に搭乗した。
しかし、スペイン出発前にユナイテッド航空からReservation Change Notificationが届いて私は少し不安になった。
ワルシャワ→マドリードまでのLO 433便の航空機はBoeing 737 MAX 8と書いてあったのだ。ボーイング737 MAX 8はエチオピア航空とインドネシア・ライオンエアで連続で墜落事故が発生したばかりの問題の航空機。
2019年出発前の3月に中国・インドネシア、アメリカ、カナダなど数多くの国が運航停止を指示したばかりで、アメリカはトランプ大統領令により同型機の運航と領空内の飛行を禁止した程。
いつもは楽天的な私も未知の国、言葉も分からないポーランドで問題の航空機に乗ることは…少し不安になった。
ポーランド、ワルシャワのショパン空港。きれいで明るい印象の空港。
言葉はもちろんの事、通貨も全く分からなかった。ちなみにポーランドの通貨はズウォティ(zloty)。1zl=約29.20円、€1=約4.3zl
乗り継ぎの待ち時間、空港のカフェでサンドウィッチを食べたが、特に他の国のカフェと変わりなかった。食事していたら、あまり散策する時間がなかったのが残念。
ワルシャワからマドリッド行きの飛行機に搭乗する邦人らしき乗客は見かけなかった。
200席の小さな機内。3列シートの窓側に座った。
ワルシャワからマドリッドまで約4時間。国際線なのに座席にモニターはなく、ドリング、フードもLCCのように有料。
機内誌では、日本の朝食に卵かけごはんが紹介されていた。
機内で配られたポーランドの”Prince Polo”というチョコレートが美味しくて、2個食べた。やわらい食感でチョコが美味しい。これ、日本でも買えないかな。
午前中のフライトだったので、ポカポカ陽気ですぐに居眠り。
寝ていると何やら長いアナウンスが聴こえて目を覚まし「もう4時間たったの?意外と早かったな。」と思ったが、最後に聞こえたのが「~あと○○分でショパン空港に到着~」「えっ、今ショパン空港って言った?マドリッドとは聞こえなかったけど…???」
時計を見ると、まだ1時間しか経っていない。
隣のタトゥーだらけの男性に英語で
「今、ショパン空港に戻りますって言った?何があったの?」と聞くと、
「トイレの故障。水が流れないトラブルでトイレが使用できないから、ワルシャワに引き返すって。」
「マジ!?」
はるばる日本から10数時間乗ってきて、また4時間もフライトはつらいと思っていたのに、さらに1時間乗ってから引き返すなんて….(泣)
ワルシャワ空港に着陸した後、飛行機から降りることもできず、そのまま席で待機。
その後、トイレの故障は治ったがクルー交代するため、そのままお待ち下さい。とのアナウンス。結局、1時間以上機内に閉じ込められ、トイレも行けず、マドリッドへ向けて再離陸した。やれやれ、また4時間も飛行機に乗るのか…機内エンタメもないのにつらい…。
帰国後ネットで観たら、過去のBoeing 737 MAX 8で連続墜落事故は自動操縦ソフトのシステム不具合が原因らしい。今回のトイレの水トラブルは単なる故障だったにすぎないが、離陸した後、引き返すのは体力的にしんどいわ。
とは言え、Boeing 737 MAX 8に乗って無事だったことは神様に感謝しよう。