初めてのマドリードでは、プラド美術館や王宮、高級ショッピングストリートのセラーノ通りも行かず、地元の若者が行くようなMalasana(マラサーニャ)エリアの街歩きをした。
Malasanaはカフェ、個性的な本屋、古着店が建ち並び、若者が多いマドリードのアンダーグラウンドなカルチャー発信地らしい。
ブランドショップもないし、あえて東京で例えるなら観光客が少ない下北沢か昔の中目黒みたいな感じか。
最寄り駅のトリブナル(Tribunal)はマドリード中心地のSol駅から地下鉄で2駅、ショッピングエリアのチュエカにも近いが、もちろんガイドブックでは全くフィーチャーされていない。
私の場合、旅先で王道観光や大規模な美術館へ行くより、小さな路地を散歩しながら何か見つけるのが何よりも楽しい。
私が何故その街に行ったかというと、マドリードでおしゃれなカフェやフォトジェニックな場所がないかと事前にInstagramでチェックしていたところ、個性的な本屋やカフェがトリブナル周辺に集中していたから。
それにしてもマドリードの街は落書きだらけ。
私は海外旅行先で本屋めぐりをするのが好き。
マドリードで行きたかったのが、Espíritu Santo通りにあるフォトジェニックなブックストア、Libros para un mundo mejor
黄色い外観がチャーミングなだけでなく、雑貨店のような店内には猫がいる。
フランスを代表する写真家ロベール・ドアノーの有名なパリのキス写真をデザインしたグッズも販売している。私もスペイン旅の思い出にLibros para un mundo mejorのオリジナルトートバッグやTシャツを購入した。
まるで置物のように、おとなしい黒猫が店番していた。猫の名前はプレタ。
名物のこの黒猫のオリジナルトートバッグもあった。
スペインの本屋はストアのトートバッグを売っているお店が多い。
Lolina Vintage Cafe (ロリーナ ヴィンテージ カフェ)
同じ通りにあるカフェで休憩。壁紙やインテリアが60年代風でレトロ。
地下にも席があって、小物やトイレもかなりヴィンテージな雰囲気。
私のもう一つの目的地である、外観がアートなカフェ・ファーマシアまで歩く。
CAFÉ FARMACIA
San Vicente Ferrer通りにある、Cafe Farmacia
お店は閉まっていたが、カフェ ファーマシアは1892年の古い薬局だった建物を利用したカフェ。薬局の面影を残したレトロなデザインのタイルの看板が芸術的。私がスペインを気に入った理由の一つにタイル看板の美しさがある。
カフェ・ファーマシアの写真を見たが、店内はコーヒーと軽食がある普通のコーヒーショップだった。
平日のためか人通りは少ない。
Plaza del Dos de Mayo
5月2日広場周辺は地元の人達がくつろいでいて、何だかよい雰囲気だった。
San Joaquín(サンホアキン)通りにある本屋も中々良かった。
バーカウンターがある店内。
本を読みながらワインも飲めるなんて、さすが昼間からお酒飲んでいるスペインだね。
スペイン語が分からなくても海外の書店巡りは楽しい。