フリヒリアナ(Frigiliana)は、スペイン南部アンダルシア州マラガ県にある、「スペインで最も美しい村」に選ばれたことがある白い村。
10年以上前に女性誌「フィガロ・ジャポン」のアンダルシア特集で初めて知ってからいつか行ってみたいと思っていた。
フリヒリアナへはグラナダもしくはマラガからALSA社のバスでまずネルハ(Nerja)へ。フリヒリアナ行きのローカルバスに乗り換えて約20分。(又はタクシーで12分)
バス停に行先が書いてないので、フリヒリアナ行きのバス乗り場がどこか分からない。長距離のALSAバスも複数停車するので余計に。
バスが到着するロータリーから坂を上がれば村の入り口。
地図を見なくとも、メインストリートは見えるのですぐ分かる。
写真で見た通り本当に真っ白できれい!テンションが上がる。インフォメーションに寄ってみたが、午後はシエスタで閉まっていた。旧市街のメインストリートは2つしかない小さい村なので、地図なしでも歩いて周れる。
歩いてすぐに、スペインに行く前にInstagramで見ていた風景が次々現れた。
山の斜面には白壁の家々が立ち並び、モザイク模様の石畳の階段が続く。
本当にここに人が住んでいるのかと思うほど、真っ白に統一されたこの村は、街並みも土産屋も民家もカワイイ! プチホテルもこのレアル通りにある。(Calle Real)
白い家と青や緑に塗られたドアや窓枠、白い石畳の道、おまけに猫だっている。
シャッターを押す手が止まらない。
スペインはどこでもタイルの看板がかわいくて沢山写真を撮ってしまう。
八百屋だってかわいい。
勝手気ままに裏道を歩けば、素敵な出会いがある。
置物のようなペットの白い犬。
フリヒリアナの壁の至る所でいくつも目にするこのタイル。
16世紀半ばグラナダを追われ、キリスト教へと改宗したムーア人達がこの地で反乱を起こした。その戦いの様子が白壁に描かれている。
高台の先には紺碧の地中海が見える最高のロケーション。ここまで徒歩15分位。
この山道を降りれば、リゾート地ネルハ。
のんびりしている村だからか、この村の猫たちはカメラを向けても逃げない。
地中海を望むレストラン、Bodega de Pepe(ボデガ・デ・ペペ)で遅いランチ。
美しい景色が広がるテラス席は人気。バスロータリーにも近い。
Bodega de Pepe(ボデガ・デ・ペペ) Calle el Porton s/n,
16:00~19:00までClose
2人前シェアのミックスタパス6種(18€)では量が多いので、1人前3種9€にしてもらった。グリルチキン、ミートボール、パエリア。
Frigiliana →Nerja 行きのバス 1.3€
帰りのバスは時刻表から30分も遅れて到着。
朝は、ネルハ発7:20~、フリヒリアナからの最終は21:00 。
帰りのバスから見る景色も海が見えて絶景!
ネルハのバス停からホテルのある中心地、バルコン・デ・ヨーロッパまでは徒歩15分。 フリヒリアナのレストランは夜早くしまってしまうので、バルやレストランも多い賑やかなネルハに泊まった方が良い。
今回のアンダルシア旅行で日本人を見かけたのはグラナダのアルハンブラ宮殿だけ。ネルハ、フリヒリアナでは全く日本人と中国人はいなかったけど、フリヒリアナは何故か韓国人カップルに人気のようで複数見かけた。
フリヒリアナとネルハはスペインツアーでも寄らないので、日本人には全くと言っていいほど知られていない村だが、センスの良い可愛い村なので、アンダルシアに個人旅行で行く人はぜひ日帰りで立ち寄ってみて欲しい。