説明するまでもない、京都の金箔のお寺、金閣寺。正式名称は鹿苑寺(ろくおんんじ)
若い頃に見ているが、あまり記憶に残っていなかった。十分大人になった今、金閣寺を見たらどう思うだろうかと行ってみたが、池も含めて美しいお寺…というだけで感動とまではいかなかった。 金閣寺に異常に執着して、その美しさに嫉妬して放火するなんて、凡人の私にはとうてい理解できない発想。
Kinkakuji Temple of the Golden Pavilion、Kyoto
金閣寺は1950年(昭和25年)にある若い僧侶の放火により焼失している。この放火事件をモチーフに三島由紀夫の「金閣寺」は書かれた。私が小説「金閣寺」を知ったのは、中学生の時。大好きだったイギリス人のアーティストが三島由紀の金閣寺を読んでいると知って読んでみたいと思った。
コンプレックスが人一倍強い青年層が初めて金閣寺を訪れたとき、思い描いていた美しさとかけ離れた姿に一度は落胆するものの、金閣寺で修行生活をするうちにその美しさに異常なまでに魅了されていき、自分とは全く違う完璧な美に嫉妬していく。
海外でも評価が高い三島由紀夫の日本純文学の「金閣寺」を読んだ後に金閣寺を訪れると、見る目が変わるのではないだろうか。
般若心境の一字写経もできる
商売繁盛、家内安全、恋愛成就、の他に「ストレス封じ」も願掛け。
さすが世界中の観光客が多い金閣寺は英語、韓国語、中国語のおみくじもある。
金閣寺の拝観料(入場券)は毛筆のお札。お札の効果は開運招福、家内安全。
お札は頭より高い位置で南向きか東向きにして貼るとよい。