盛岡でプチ観光 東屋本店でわんこそば

秋田県の乳頭温泉に1泊して温泉めぐりを終えた私達は、新幹線で盛岡へ移動して、わんこそばを食べて東京へ帰ることにした。田沢湖駅から盛岡駅に着くと、都会だ!っと思った。

盛岡に到着したのは午後3時頃、駅の観光案内所でわんこそばの「東屋本店」の情報を聞くと、予約していない場合は16時半から整理券をもらう必要があるそうだ。整理券配布時間まで約2時間、盛岡で少し観光することにした。

ニューヨーク・タイムズ紙「52 Places to Go in 2023 (2023年に行くべき52か所)」に「盛岡市」が選ばれました!!

2023年にメディアでこのニュースが取り上げられた時、私達日本人、岩手県民さえも「なぜ?盛岡が選ばれたのか?」と非常に驚いた。正直、関東人にとって盛岡は国内旅行の行先ではマイナースポット。岩手県と言って思いつくのは、わんこそばと大谷翔平選手の母校の花巻東高校くらい。だから盛岡がロンドンの次に紹介された事はすごい事だと思う。
東京から新幹線で2時間13分で行ける便利さ、中心市街地に歴史的な建物と川や公園などの自然があり、街を歩いて楽しめるところや、「NAGASAWA COFFEE」、わんこそばの「東家(AZUMAYA)」ほか、書店、ジャズ喫茶などの文化が根付くまちであることが評価された。

クレイグ・モドさんニュースレターの掲載サイト(外部リンク)

盛岡駅を起点に市内中心地を循環するバス『でんでんむし』<左周り>に乗って、岩手銀行赤レンガ館へ向かった。循環バスは20分おきにあり、SUICA/PASUMOが使えるのはありがたい。バスの車窓から盛岡城跡公園(岩手公園)が見えた。雰囲気良さそうな街並みだ。バスで約10分、まずは旧岩手銀行赤レンガ館のそばで下車。

岩手銀行赤レンガ館
明治44(1911)年に、盛岡銀行本店として建築された。東京駅と同じ、辰野金吾・葛西萬司建築事務所が設計を手掛け、1994年には国の重要文化財に指定された。どうりで東京駅に似ている。

2012年に銀行としての営業を終了し、2016年に公開施設として生まれ変わった。無料で見学できる。

内部もクラシックで華やかな装飾。

この日は写真展を開催していた。

岩手銀行赤レンガ館から5分歩くと、わんこそば「東屋本店」があった。整理券配布時間まで時間があるので歩いて紺屋町番屋へ行った。

紺屋町番屋(こんやちょうばんや)は赤い屋根とグレーの外壁がかわいらしい建物

1891年盛岡消防よ組番屋として建てられた建物を1913年消防組第四部事務所として改築されたものが現在の建物。消防屯所としては2005年に役目を終え、2022年、交流体験施設としてリニューアルオープンした。 

現在はカフェとして利用され、番屋の歴史の紹介やクラフト作品を展示販売しているコーナーもある。

番地の下に小岩井牛乳のマーク。岩手県ならでは。

向いにある南部せんべいの老舗「白沢せんべい店」

ござ九・森九商店
竹細工と生活雑貨を商う岩手・盛岡の雑貨屋。

昭和レトロなテーラーもあって、昭和好きには楽しい町。

豆と喫茶waltz
外観に魅かれた自家焙煎珈琲店。店内も静かで落ち着けそうだ。
紺屋町の建物はレトロかわいい。時間があればカフェや喫茶店めぐりしたかったな。街歩きとコーヒーを飲みにまた盛岡に来たいと思った。

わんこそばの 東家本店(Azumaya Soba) 
創業明治四十年、わんこそばと岩手の郷土料理の人気店。予約必須。
16:30に整理券をもらいに行き、開店時間の17:30に2階の席へ案内された。東屋駅前店もあるが、当日の整理券配布システムは同じ。

岩手観光ツアーで立寄るお店だから、店内はとても広い。

わんこそば(お椀を積み残すスタイル)は4,300円。
エプロンをつけて、わんこそばスタート。蕎麦の他にはマグロの刺身やお漬物、大根おろし、鶏そぼろなどあり。初めはそばをそのまま食べて、飽きたら薬味で味変できる。

わんこそばの女性の平均は30~40杯、男性は50~60杯だという。(かけそば2杯分位)
女性の平均40杯以上は超えたい!と無意味なチャレンジ精神で50杯いけば良いかなと思っていた。

Wanko-Soba Noodles are an all-you-can-eat!

結局、私はわんこそばを70杯食べた。友人は53杯でストップ。3時間半前に田沢湖できりたんぽ鍋定食を食べていなければ、もう少しいけたのに…悔やまれる。
隣の男性は100杯完食して、100杯食べた証明の手形をゲットしていた。

わんこそばは特に美味しいわけではないが、わんこそば記録証明書もくれて旅先での楽しい体験になった。特に赤いお椀を積んでいくことに達成感があって楽しい。約1時間でお腹いっぱいになり、皆、店を出ていく。客単価@4,300円で約1時間で客が入れ替わるので回転率が良い。実によくできた商売だなと思った。

新幹線の時間が近づいてきたので、タクシーでJR盛岡駅まで戻った。タクシーから街を見たら、路地裏の飲み屋街や独特な色合いの建物や看板に興味がそそられた。河川敷に沿ったコンテナ型のカフェやインディペンデントなレコード屋も私が好きそうな雰囲気。

秋田新幹線こまちと東北新幹線はやぶさの連結が見られるのは、盛岡駅のみ。

国内旅行の思い出。昨年から日本一周旅券に都道府県のスタンプも集めはじめた。
次回は盛岡に泊まってNagasawa COFFEEや光原社(こうげんしゃ)、夜は路地裏にある大衆酒場にも行ってみたい。




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