バイクのクラクションがうるさ過ぎる!連日34℃の猛暑の中、私はカオスな交差点で流れる汗を何度もぬぐいながら、騒音とシクロの勧誘のしつこさにうんざりしていた。これが初めてのハノイの印象だった。
東南アジアを何度も旅している私だが、これほどクラクションと人々のおしゃべりがうるさく感じたのは初めて。ベトナム中部の世界遺産の街、ホイアンは観光客が10倍に増えていたものの、黄色い家屋とランタンは相変わらず情緒があり好きな街並みだった。
ベトナムは11年前、夫とホーチミンとホイアンへ行って以来。久しぶりに大好きな街、ホイアンに行きたくて今回はホイアンに2日間、ハノイに3日間滞在した。
11年前はダナンのリゾートホテル建設ラッシュだった。ホーチミンにはまだスターバックスはなく、もちろん、MRTや地下鉄もなかった。急激に変化を遂げているベトナムの街歩きが楽しみだ。
フライトはANA(全日空)で料金は62,570円、成田空港からハノイまで約5時間。
時差:マイナス2時間
通貨1円=164VND ベトナムドンは桁が多すぎて慣れるまで大変。物価は日本の半額位。
ハノイのノイバイ国際空港で2万円両替した頃には既に23時頃。深夜なのでこの日は空港から車で5分の安宿で寝て、翌朝のベトナム航空でダナンへ移動する予定。
出発前にkkdayで購入したベトナムのeSIMをダウンロードしておいた。ベトナム到着後、すぐにiPhoneのモバイルデータ通信の主回線をベトナムのeSIMに切り替えるだけですぐにベトナムでネットが使えた。kkdayのeSIMは空港でSIMカードを交換する手間がかからなくて本当に便利。
ベトナム eSIM 500MB / 4GBプラン予約(ベトナム・eSIM) 7日間利用で779円
ベトバムはぼったくりタクシーが多いので、深夜なのでホテルに送迎車を頼んでいたがノイバイ空港の到着出口で会えなかった。ホテルからのメールを見ると、「待ち合わせはwhatappやViberなどで連絡して。」と書いてあるがドライバーに電話しても私の電話からつながらなかった。(ネットのみで通話は不可らしい)iPhoneでホテルに電話してが誰も出ないので困った。
初日からトラブルか?
仕方ないのでそばにいたベトナム人の若者に頼んでドライバーに電話してもらい、どこで待っているか聞いてもらった。どうやら到着出口はA1とA2があり、私が待っている出口は違っていて、さらに車待機場所の12番付近にいることが分かり、ようやく合流できた。
早朝便まで休んだ空港近くのホテル。寝るだけなのでアジアっぽい安宿。
Chio Hotel and Apartment 1泊VND 432,000(約2,600円)
ベトナムの電源プラグは日本と同じAタイプとCタイプ複合型で日本の充電器はそのまま使える。ベトナムはどのホテルでもコンディショナーはなくシャンプーのみだった。
翌朝、ノイバイ空港国内線ターミナルまでホテルの車で送ってもらった。
ノイバイ空港について眼鏡をなくしたことに気が付いた。スマホを見る時や一眼レフで写真を撮る時に眼鏡をはずすのでその時に落としてしまったらしい。いきなり初日で眼鏡をなくして、へこんだ。
ハノイからダナンまで国内線で約1時間15分。ベトナム航空で14,000円。
ベトナムはベトジェットやバンブーエアーの運賃がかなり安い。海外旅行先の国内線はいつもLCCを利用する私だが、ネットで口コミを見ると1~2時間の遅延がよくあるようなので、安さより時間優先にした。
予定通り、ダナン空港に到着。ベトジェットのCAのコスチューム。
ホイアン旧市街はダナン国際空港から車で約40分かかるので、Booking.comでホテルまで往復送迎を頼んでおいた。今度はドライバーが空港出口で私の名前プレート持って待っていたので一安心。
Laluna Hoi An Riverside Hotel & Spa
ホイアンで2泊したラルーナ ホイアン リバーサイド ホテル&スパ
1泊約12,000円(バルコニー付き、朝食付き)
旧市街の来遠橋(日本橋)から徒歩6分位に位置する川沿いの比較的静かなエリアにある。
スタッフは皆フレンドリーで優しかった。
レストランの朝食メニューも豊富。
リバーサイドビューバルコニー付き、1Fにはプールもある。
8月のホイアンは毎日35℃位あり、木陰やクーラーが効いたお店もあまりなく暑いので、プール付きにした。日中は日差しが強すぎて歩いている人は少ない。
早速、ホイアン旧市街へ繰り出す。
ホテルの近くにあるコンカフェのココナツコーヒーが美味しい。ノスタルジックなインテリアと店員のコスチュームもクール。
古くから貿易港として栄えた港町ホイアン。1999年に世界遺産に登録された旧市街はノスタルジックな街並みが残る。華僑や日本人なども多く出入りしたこの町はオリエンタルな香り漂い時がゆっくり流れる。
ランタンの街、ホイアン。歩いているだけで写真好きには楽しい。
Nguyễn Thái Học
グエンタイホック通り。ホイアンは欧米人観光客が多く、日本人観光客はまだ少ない。
色褪せた黄色い壁にはこぼれ落ちるようにピンクのブーゲンビリアが咲き誇り、通りにはカラフルなランタンが連なる。日中、暑すぎるので度々カフェでドリンクを飲んで休憩しないと体がもたない。ホイアンは私好みのカフェが多くて好き。
ホイアンで一番人気のカフェ、MOTのハーバルドリンク。レモングラスなど入ったさぱっりした甘さのあるドリンクは暑い夏に一番美味しかったので絶対おすすめ。MOTはいつも並んでいるので、空いている午前中に行くのがよい。
Mót Hội An
150 Trần Phú, Cẩm Châu, Hội An, Quảng Nam
Faifo Coffee3階の屋上テラス席から見るチャンフー通りの古い町並み。この古い町並みが大好き。昼間の屋上テラス席は暑すぎて誰もいない。皆、写真を撮ったら2F の室内へ逃げ込んでいるようだ。夕暮れ時の屋上テラス席には沢山人が集まっていた。
Faifo Coffee
130 Trần Phú, Old Town, Hội An, Quảng Nam, Viet Nam
Faifo Coffeeで飲んだ、マンゴーココナッツスムージー。これも最高に美味しかった。
ベトナムはコーヒーもスムージーも安くて美味しくてカフェ天国!
ホイアン市場の前のグエンフエ通り Nguyễn Huệ
ホイアン市場
Miss Ly(ミス・リー)
22 Nguyễn Huệ, Cẩm Châu, Hội An, Quảng Nam 560000 ベトナム
ホイアンで2番目に古いレストラン、Miss Lyは美味しくてリーズナブルな人気レストラン。
Banh Mi Phuong (バインミー フーン)
ホテルの人にもすすめられたバインミーの超人気店。欧米人観光客ですごく混んでいてた。
バゲットの中に特製ソースと炭火で焼いたポークと新鮮野菜がぎっしり詰まっていて、パン生地のサクサクでボリュームあり。少しピリ辛のバインミーは美味しかった。
相席になったオーストラリア人の夫婦が私の写真を撮ってくれて食事中おしゃべり。私に「写真撮りましょうか」と言ってくれるのは、いつもオーストラリア人。フレンドリーだね。
今回初めて利用した配車アプリ”Grab”のバイクタクシー。
ドライバーとのやり取りは英語に翻訳できる。アプリで配車予約したら5分以内に来てくれて猛暑の中すごく便利だった。料金は1.3kmの距離で約100円。
バイクの後ろに乗るのは気持ちいい~! ホイアンでは翌日ホテルの自転車を借りたが、ハノイでは毎日Grabバイクタクシーを利用していた。グラブのヘルメット持っているのが本物。
【東南アジアの配車アプリGrab】
配車を予約した時点で料金が分かりカード払いなので、料金交渉する必要なし。
ベトナムのタクシーでもぼったくりの心配なし。東南アジア旅行でマストアプリ。
夕暮れ時のTrần Phú(チャンフー通り)
92 station restaurant & cafeの3Fテラスからの眺め。ここもノスタルジックで良かった。フローズンココナッツコーヒーが美味しかった。
92 station restaurant & cafe
92 Trần Phú, Phường Minh An, Hội An, Quảng Nam
ホイアンのシンボル、運河にかかる来遠橋(日本橋)は修復工事中で外壁に覆われて見れなかった。(2023年8月現在)
トゥボン川添いのAn Hoi 橋の前。夕方から船乗り場周辺が混みだす。夜はダナンに宿泊しているナイトツアー客が大勢押しかけてかなり賑やか。昼間は静かなホイアンも夕方から毎日お祭りのような人込み。
夜6時半頃にはボート乗り場は行列になっていてびっくり。橋の上で写真撮るのは困難な状態。
夜6時半頃にはボート乗り場は行列になっていてびっくり。
10年前に来た時は遊覧船は数隻しかいなかったのに、今は夜の遊覧船の数は10倍以上に増えていた。
旧市街から来遠橋を渡ったグエンティーミンカイ通り(Phường Minh Khai)
緑が多くランタンも多い比較的静かなお土産屋の多い通り。何かお土産を買えばランタンショップで写真OK。ナイトマーケットはギラギラしてうるさすぎて今回は行かなかった。
ディナーはローカルなベトナム料理店でベトナム中部の名物、コムガーを食べた。
ゆでた鶏肉と、そのだしで炊いたご飯を一緒に食べる料理「コムガ―」。東南アジア各国で食べられているチキンライスの一つで、ベトナムの代表的な家庭料理。
Cá Rô Đồng Quán(ベトナム料理店)
29 Phan Chu Trinh, Phường Minh An, Hội An, Quảng Nam 51300 ベトナム
ホイアンは昼も夜も絵になる。
日中のホイアンは木陰がなく、暑さで体力消耗する。日本と違ってカフェもオープンでクーラーが効いて涼しいお店は殆どないので午後は一度ホテルで休息した。
民俗博物館の2Fから見るトゥボン川。
ホイアンで居心地良かった静かなカフェ、Reaching Out Teahouse。スタッフが聴覚に障害を持っているため、筆談やハンドサインでコミュニケーションをとるため店内はとっても静か。店内のインテリアや食器も異国情緒があり落ち着けるカフェ。コーヒーやお茶のクオリティも高い。お店の奥には食器やお茶、コーヒーを販売している。パッケージもセンスが良いのでお土産におすすめ。(カード可)
Reaching Out Teahouse
131 Trần Phú, Old Town, Hội An, Quảng Nam
ローカルの人は路地で食事。
COCOBOX
94 Lê Lợi, Phường Minh An, Hội An, Quảng Nam,
オーガニック野菜やフルーツ中心にヘルシーメニューのあるおしゃれなカフェ、COCO BOX
スイカ、パッションフルーツ、ミントなどのさっぱりしたドリンク
ディナーはホテルの近くのMai Fish Restaurantで。欧米人が多い外国人観光客向けのレストラン。クレジットカードOK。安いローカル店はカード不可のお店が多い。
ホイアン名物の汁なしうどんやそうめんの様なヌードルより、やはりフォーの方が美味しいと思う。ホイアンはホワイトローズと呼ばれる水餃子が名物だが、前回、「モーニンググローリー」でホワイトローズで食べたので今回が違う物を食べてみた。
Mai Fish
45 Nguyễn Thị Minh Khai, Phường Minh An, Hội An, Quảng Nam, ベトナム
食後に、ベトナム式ドリップコーヒー。
ベトナム名産品のバッチャン焼き。今回はホイアンとハノイでバッチャン焼きのお皿を複数買った。
ノスタルジックな風景が好きなら、ホイアンに1泊して昼と夜両方、散策するのがおすすめ。
宿泊したLaluna Hoi An Riverside Hotel & Spaのスタッフが帰りにお土産のココナッツクラッカーをくれた。ここのスタッフは皆、笑顔で優しかった。
ホイアンに2泊した後、ダナン空港から再びベトナム航空でハノイへ。
飛行機から見るダナンの街。黄色いドランゴンブリッジが見えた。
ダナンはここ数年ビーチ沿いに高級ビーチリゾートホテルが立ち並び、近年注目を集めているエリアだ。ダナンはこの10年で急速な変化を遂げている。
東南アジアに来たーって感じの風景。
ハノイのノイバイ空港から旧市街のKKdayで予約した送迎タクシーで。約50分。1958円
ちなみに帰りは旧市街から空港までGrabタクシーを利用したが2,300円だった。
初めてのハノイ旧市街はどんな街だろう。バイクだらけで道路横断するのが怖いのは、ホーチミンでも経験済みだが。8月のハノイは毎日34℃あり蒸し暑かった。
5泊7日のベトナム一人旅、ハノイ編につづく…
ピンバック: ホイアンのおすすめカフェ<Faifo Coffee> – *wagamama travel*