2021年11月、夜、清澄白河で知人と待ち合わせをしていたので、その前にお散歩がてら、東京都現代美術館(MOT)に行ってきた。
2020年の緊急事態宣言以降、自由に旅に行けなくなってから、美術館で現代アートを観るのが息抜きになっている。
東京都現代美術館では、近代から現代に至る約5,500点の作品を収蔵している。
展覧会は、
「viva video 久保田成子展」 2021.11.13(土)~2022.02.23(水)
「MOTコレクション Journals 日々、記す vol.2」 2021年11月13日- 2022年2月23日
アメリカを拠点に日本人女性アーティストとして活動した久保田成子(1937-2015年)の没後初、日本では約30年ぶりの大規模な個展を開催中。映像と彫刻を組み合わせた「ヴィデオ彫刻」で知られる久保田は、ヴィデオ・アートの先駆者の一人とみなされています。
久保田成子については、知らなかったけれど、センスもよくてインスピレーションもらえました。
続いて、「MOTコレクション Journals 日々、記す vol.2」
会期:2021年11月13日- 2022年2月23日
“今回、「Journals 日々、記す vol.2」と題して、私たちの生活を一変させたコロナ禍や、世界規模で開催されてきたオリンピック、なにげない日常などを背景に日々制作された作品を、多彩な作家たちによるアンソロジーのように2フロアにわたって構成、展示します。”
MOT公式ページより引用
オリンピックに関わる3都市(リオ・デ・ジャネイロ、東京、パリ)をテーマにした6mを超える大作《オリンピアの神:ゼウス》
大岩オスカールの絵に見入ってしまった。これ以外に大岩オスカールがニューヨークでの隔離生活中に制作したドローイングによる新作版画20点が好かった。自分も絵を描きたいなと刺激になった。
他にも色々なアーティストの作品が展示されている。
康夏奈(吉田夏奈)(特集展示)、フルクサス(塩見允枝子(千枝子)、ナムジュン・パイクほか)、河原温、三島喜美代、郭徳俊、太田三郎、小林正人、クリスチャン・ボルタンスキー、アピチャッポン・ウィーラセタクンなどによる約100点。
どれも日常を照らし出した作品だが、中々興味深く、良い時間を過ごせた。
康夏奈(吉田夏奈) 《花寿波島の秘密》2013
宮島達夫 (Miyajima Tatsuo) 1998年
暗闇の中で光る赤色のデジタルカウンターを用いた作品はインパクト大。
1728個のLEDはそれそれ異なるスピードで1-9まで表示。この空間に私しかいなかったので異空間だった。この作品は20年近く、この場所で展示されているそうだ。
清澄白河はカフェとお寺の街。
清澄白河駅から徒歩5分。古いアパート兼倉庫だった建物をリノベーションした「fukadaso cafe」リノベーションしたカフェ好きなので、ここでコーヒーを飲みたかったけれど、並んでいたのであきらめた。
2階もレトロなたたずまい
おなじみブルーボトルコーヒーはもっと行列。
清澄白河は佃煮屋のような東京下町っぽい古い商店もありつつ、おしゃれなカフェも点在していて歩いて楽しい。また清澄白河にきてコーヒー巡りをしてみたい。