会津ひとり旅②<会津東山温泉で絶景露天風呂> 

会津観光をした後、周遊バスで本日宿泊する東山温泉の「庄助の宿 瀧の湯」へ。バスはホテルの前に停まる。庄助の宿 瀧の湯は、会津東山温泉の発祥の場で開湯1300年、創業130余年の温泉旅館。渓流沿いの絶景露天風呂が自慢の湯宿。館内はリニューアルされておりモダンできれい。渓流沿いの大浴場をはじめ、貸切露天風呂も複数あるのでホテル内で湯めぐりできる。

エントランスと売店はリニューアル工事中だった。

ロビーラウンジの下は川が流れ、対岸には竹林や能舞台「花心殿」が見渡せる。夕方、貸切露天風呂を予約していたので、チェックイン後のウェルカムドリンクは後にして、部屋からタオルを持ってさっそく露天風呂へGo!

貸切眺望風呂「庄助の湯」
日本酒の麹釜を利用した浴場。無色透明で入りやすい泉質。温度もぬるめで良し。

目の前に広がる湯川の渓流、竹林、能舞台を観ながら入浴できる。会津民謡に出てくる謎の人物、小原庄助さん気分だ。庄助の宿には6つの貸切眺望風呂があり、どれも広め。この「庄助の湯」は一番小さいけれど、他の貸切り露天風呂は広いので家族やカップルにおすすめ。

一番安いカテゴリーのお部屋(和洋室)。お部屋は狭いけど一人なので十分。全室渓流沿いで眺望も良くきれい。楽天トラベル「★直前割☆」おひとりさま応援旅♪【プラン特典】貸切風呂3ヵ所(幻の湯、庄助の湯、十六夜の湯)からお好きな貸切風呂1ヵ所45分付を予約。

旅館の部屋にあるお菓子は固形燃料で蒸す黒糖饅頭。熱々にふかした状態で食べられる。
さすが福島、冷蔵庫の中はビールではなく日本酒のボトルが複数用意。

冬の湯宿で静謐な時間を過ごす。

宿の名前にもなっている、会津民謡「会津磐梯山」にも登場する謎の人物「小原庄助さん」。
どのような人物だったのか諸説はあるが、明るく、人懐っこい人柄で多くの人に愛されたようだ。大のお酒好きで、温泉が何よりも好きだったようで、東山温泉の「瀧の湯」にも訪れた言い伝えがあるという。

会津東山温泉は新選組の土方歳三が傷の治療に訪れた温泉。
栃木県の宇都宮の戦いで足を負傷した土方歳三は、傷に良く効くとされる東山温泉で療養したと言われている。 会津には約3ヶ月療養した記録がある。

夕食前に眺望大浴場にも浸かった。右の浴槽は小原庄助さんが実際に入っていたとされる浴槽を参考に作られた小さめの浴槽。高級なヒバ材を使用。庄助檜風呂は源泉掛け流し100%の贅沢な湯で美肌効果もある。
泉質:硫酸塩化物泉(弱アルカリ ph8.64 低張性 高温泉)

渓流と能楽堂が見えるはずだが冬の大浴場は湯気で窓が曇るので、公式写真の様な景色は殆ど見えない。

一番良かった露天風呂「瀧美の湯」
耳に届くのは滝の音。夜には幻想的にライトアップされた滝が愉しめる。熱い湯につかりながら、マイナスイオンを浴びてしばし瞑想状態。冬の絶景露天風呂は頭が冷えるので長湯できる。しかもこの旅館は湯上りに生ビール一杯サービスあり。(19時まで)

夕食の前に会津東山温泉を散歩してみた。夜は誰も歩いていなくて静か。

川沿いにある木造旅館の向瀧(Mukaitaki)が見えた瞬間から何か空気が変わった。いにしえの日本へとさかのぼり、時間が止まったような不思議な空間が広がる。旅館なのにまるで出雲大社の本殿に行った時のようなオーラを感じた。

老舗旅館の向瀧(Mukaitaki)
明治6年(1873年)旅館として創業150年の老舗旅館。国の登録有形文化財第一号。
昭和初期の素晴らしい木造建築は写真で見るより圧倒的な存在感だった。会津東山温泉一の風格をたたえる木造建築は美しい。

今回、会津東山温泉に行くきっかけとなったのが、向瀧(Mukaitaki)の庭で冬に実施している雪見ろうそくの写真を見たからだ。雪見ろうそくを知った時には既に向瀧(Mukaitaki)は満室で泊まれなかったのだがこの旅館を一目見てみたかった。

向瀧の魅力は和風建築の美しさだけではなく、自然湧出する自家源泉の湯や会津の郷土料理も評価が高い。料理は化学調味料、合成着色料、人工保存料、人工甘味料などを使用しない調理を徹底している。皇族方や総理大臣、著名人が泊まるのも納得の宿。

お部屋は細部まで日本建築の美しさが堪能できるようなので、ぜひ一度泊まってみたい。

このシルエットも美しい。

雪化粧した夜の向瀧。木造廊下の軋む音が聞こえそうだ。
夕食の時間になったので、庄助の宿に戻って夕食。

お刺身以外は会津の郷土料理を中心としたお食事。

会津の郷土料理、小づゆを初めて食べた。里いも、人参、貝柱などを帆立の出汁で煮た汁。これは美味しかった。最後にデザートもあってお腹いっぱい。

食後にまた大浴場と滝の音を聞きながら露天風呂。あ~幸せ。
露天風呂で選んだ温泉旅館だったので、お風呂はすごく満足だった。

さすが日本酒の街、会津。ホテルの中にも日本酒きき酒コーナーがある。(優良)

ライトアップされた能楽堂。

朝食は器に入って出てくる。それ以外に肉じゃが、お豆腐、ずんだ餅など自分でピックアップするスタイル。朝食はビュッフェスタイルだと面倒くさいし食べすぎてしまうので、この朝食は良かった。朝食後はもちろん、朝風呂。

伏見ヶ滝を見渡すことができる大浴場「庄助風呂」。外に露天風呂もあり。
昨晩の大浴場と男女入れ替え。

貸切り風呂の天寧温泉は朝だけ女性専用風呂になる。男性用の貸切露天風呂もある。この広さの浴場を貸切り出来るなんて良いね。脱衣場も広くてすごくきれいだった。

足湯コーナー

犬専用の露天風呂。ペットと泊まれる宿なのでドッグバスもある。外にドライヤーもあり。

向瀧に行きたくて今回の温泉旅行は会津東山温泉に決めたが、庄助の宿 瀧の湯も展望露天風呂がきれいでお風呂も沢山あって大満足だった。会津若松行のバスを待つ間に朝の東山温泉を少し散歩。

昨晩見た向瀧旅館

ひなびた温泉街のレトロな風景好きだな~。

こんな所にも土方歳三!
子供の頃、土方歳三を知る前に膝方歳三(トシちゃん25歳!)が大好きだったので、いまだにヒザカタトシゾウ、と言いそうになってしまう私w

今日もどこかで日帰り入浴したかったのだが、会津は古い建物が多く散策が楽しいので、2日目は会津若松で観光の続きをして、喜多方でラーメンと昭和レトロ探訪に繰り出すことにした。



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