私は美食家ではなく、酒好きでもなく、食い倒れの旅もしたことはない。よく他人のアジア旅行記ブログやYoutubeを見ていると皆、「食べつくす!」的な内容が多く、蒸し暑い中よくそんなに食べられるなと感心する。そんな私も海外に来たら、急にパスタが食べたくなっても、やっぱりご当地グルメを食べなきゃ!と使命感が出る。
2度目のベトナム旅行はホイアンとハノイ。ホーチミンにも素敵なレストランはあったが、10年以上前の情報なので今回はハノイとホイアンで食べて良かった物だけ紹介。
東京にもバインミーの専門店もあるほど、日本でも最近人気のバインミー。
Banh Mi Phuong (バインミー フーン)
ホテルの人にもすすめられたバインミー専門店。欧米人観光客ですごく混んでいて少し待った。ホイアン中心地から20分以上歩くので帰りはGrabバイクで戻った。(料金は100円)
典型的なベトナムのバインミーからハム、パテ、チーズ、ベーコンなどの洋食まで、何十種類もの具材を使った非常に豊富なメニュー。観光客が多いためか外国人値段かな。
バゲットの中に特製ソースと炭火で焼いたポークと新鮮野菜がぎっしり詰まっていて、パン生地のサクサクでボリュームあり。テーブルには旅行者のパスポート写真や航空券半券などが挟まっていてユニーク。
思い切りかじりついて食べる。少しピリ辛のバインミーは美味しかった。
ちなみに、帰国日にハノイ空港のカフェで食べたバインミーはパンが全く美味しくない上に具もしょぼくてこの3分の1しか入っていなかった。
今回の旅では食べなかったけど、ホイアン名物のワイトローズ(水餃子)も美味しいのでおすすめ。
ホイアンで一番美味しかったドリンクは、「MOT」のハーバルドリンク 16,000ドン
レモングラスや金柑など入ったシトラス系のさぱっりした甘さのあるドリンクは暑い夏に一番美味しかった。超おすすめなので並んでいてもTake outして飲んでほしい。MOTはいつでも並んでいるので、空いている午前中に行くのがよい。
Mót Hội An
150 Trần Phú, Cẩm Châu, Hội An, Quảng Nam
観光のメインストリート、チャンフー通りにある。
続いてハノイ
1966年創業のブンチャー ダックキム(Bún Chả Đắc Kim)
ローカル食堂だけどミシュラン掲載店。大人気でほぼ満席だったけど、回転が速くてそんなに待たずに3Fの席に入れた。
ハノイで大人気のブ「ブンチャー ダックキム」のブン・チャー。ブンとはポピュラーな米粉麺。ハノイではフォーよりブンの方が食べられているそうだ。
ベトナムはどこのお店でも香草が大量に出てくる。青紫蘇は胃腸の機能を助けるので、胃もたれや夏バテ対策に効果的。
炭火焼の豚肉、つくねが入ったスープにそうめんの様な麺(ブン)をつけて食べるハノイのつけ麺。豚肉にライムを絞って香草を入れる。香草の中でも特に紫蘇が美味しかった。
揚げ春巻きも食べた。香草も麺も多くてボリュームあるけど、しつこくない味で美味しい。注文前におばちゃんが揚げドーナツをサービスでくれたのでお腹いっぱい。
日本でベトナム料理と言えば生春巻きばかりだが、私は揚げ春巻きの方がおいしいと思う。
他のお店でもブンチャーを食べてみたが、やはりブンチャー ダックキム(Bún Chả Đắc Kim)の方がお肉が香ばしくてボリュームあって美味しかった。
他に美味しかったのは、バインセオ (Bánh xèo)
英語メニューにはベトナム風パンケーキと書いてあるが、ベトナム風お好み焼き?とんぺい焼き?みたいなバインセオ (Bánh xèo)
海老やもやしなどの具にハーブ野菜を薄いライスペーパーに巻いて食べる。以前ホーチミンで入ったレストランにはバインセオはなかったので、実は初めて食べた。想像通り美味しかった。
ハノイに数店舗あるベトナム料理店「Mẹt vietnamese restaurant & vegetarian food」
Metは欧米人観光客に人気のレストランだった。
日本で一番人気のベトナム料理はフォー。やはりベトナムはフォーは安くて外れなし。
Lý Quốc Sư通りにあるフォーの専門店「PHO 10 LY QOUC SU」
ランチタイムなので混んでいて相席だった。入り口に「ミシュラン2023」のステッカーが貼ってある。
牛肉のフォー 65,000VND(約390円) 香草は少なめ。
ちなみに英語メニューのないローカル店のフォーの相場は5万VND(約300円)10年前より値上がりしている?
牛肉の焼き加減はミディアム、ウェルダンなど選べる。麺のフォーは普通だが牛肉がローストビーフのように柔らかくて美味しかった。いつもチキンフォーばかり食べていたが、牛肉のフォーの方が好きかもしれない。
ホテルの朝食で食べた鶏肉のフォー。フォーはどこでも美味しいし、日本人にとって一番食べやすい。お腹にも優しいしね。
そして今回のベトナム旅で一番のお気に入りは、Cong Caphe(コンカフェ)のココナッツコーヒー!コン・カフェは古き良きベトナムのレトロなインテリアのカフェ。北ベトナム軍時代をイメージした店員のにユニフォームもかっこいい。
ココナッツというと、日本ではコパトーンのような匂いを思い浮かべるかもしれないが、ベトナムではそんなことはなく、濃いベトナムコーヒーに甘さを添えてくれて美味しい。
ベトナムでは毎日ココナッツコーヒー、エッグコーヒー、スイカジュース、パッションフルーツジュース、マンゴースムージーのどれかを飲んでいたが、コンカフェのココナッツコーヒーが一番美味しかった。帰国しても飲みたくて仕方ない。コン・カフェが東京に進出したら絶対行く!
Cong Capheはホイアンにもあったが、ハノイだけで30店舗もあるそうだ。前回ベトナムに来た時はカフェチェーンと言えばハイランドコーヒーばかりだったが、この10年間でカフェも進化していた。10年前はアメリカ外資のスタバもなかったがその後できた。私は海外でも日本でも旅行中にスタバは入らない。やはりその国のオリジナル店か街の良さがでるカフェが好き。
最後に、やはりベトナムに来たら、オーソドックスなベトナムコーヒーはマスト。
ベトナムにはココナッツコーヒー以外にエッグコーヒーもあるのだが、エッグコーヒーは特に美味しかった印象はない。
ローカル店の外席で食べる勇気はまだない…