はじめての鹿児島、観光列車で指宿へ<Ibusuki, kagoshima>

初めての鹿児島旅行、2日目は鹿児島中央駅から観光列車で指宿へ。
実は、2023年の5月の旅行記が下書きに入ったままだったことに気が付いて今頃投稿。

あまりお腹が空いていなかったので、お昼ご飯はJR鹿児島中央駅でテイクアウト。サンドウィッチや、鹿児島名物のさつま揚げ、かるかんなどスナックを買ってホームへ。

鹿児島銘菓、蒸気屋のかるかん

観光列車の「指宿たまて箱」、通称「IBUTAMA」に乗車。
JR鹿児島中央駅から指宿駅まで約55分。1日3本運行の全席指定の特急なので事前にJR九州のネットで海側のカウンター席を予約した。2,300円(大人)

『指宿のたまて箱』は、浦島太郎が登場する“竜宮伝説”がモチーフ。浦島太郎がたまて箱を開けると出てきた白い煙をイメージして、なんと、入線後に車体からミストが噴射される演出がある。指宿は浦島太郎伝説発祥の地といわれているとか。 

九州旅行の楽しみは観光列車。飛行機大好きだけど列車の旅も楽しい。
カウンター席からは錦江湾の美しい絶景を楽しめるが、昼間に席から撮影すると逆光になってしまう。

指宿に到着。気温は24℃で快晴。
鹿児島中央駅で乗車した時、車体は黒かったのに指宿で降りたら白い車体。

「黒髪だった浦島太郎が玉手箱を開けたら白髪になってしまった」というストーリーを表現して、車両の海側が“白”、山側が“黒”の、ユニークな外観をしている。
「指宿たまて箱」、通称「IBUTAMA」

IBUTAMAのポストカード

指宿駅で観光列車の乗車記念撮影
観光地で顔はめ込みパネルはマスト!

竜宮伝説の指宿へようこそ。指宿についたとたん、昭和の観光地の雰囲気。地方の温泉地はこうでなくっちゃ。指宿は1960年代のハネムーンブームで東洋のハワイと呼ばれ、一躍有名になったそうな。

指宿たまて箱のポストは2022年に設置された。

指宿駅前の交番前でイーブイ(EIEVUI)マンホール発見。指宿の市街地や観光スポット付近にはポケモンGoのマンホールが設置されている。

駅の近くの商店街で昭和な風景を見つけた。

レンタカーを借りて指宿観光スタート。指宿はヤシの木が多く南国感に包まれた温泉地。温泉地というよりは南国の自然景勝地。

まず初めに訪れたのはJR「西大山」駅
指宿市山川大山にある「西大山駅」は、JRの日本最南端に位置する小さな無人駅。
列車は1時間に1本あるかないか、なので時刻表でチェック。正面に開聞岳(Kaimondake)を望む素晴らしい景観の駅。

駅前に立つポストは、指宿を代表する花、菜の花の黄色で幸せを運ぶポストも人気。
向かいにある土産店「かいもん市場 久太郎」で「JR日本最南端の駅到着証明」の発行やポストカード販売している。

指宿サイダーはおいしかった。ご当地サイダーはラベルのデザインが好きで買ってしまう。

薩摩半島最南端にある絶景の聖地、長崎鼻へ。
鹿児島は海が綺麗。地球が丸く見える水平線。

長崎鼻にある龍宮神社は恋愛成就スポット。

龍宮神社
龍宮神社は浦島太郎と乙姫様が出会った竜宮伝説発祥の地で、豊玉姫(乙姫)を祀った神社、縁結びや海の神様として大切にされている。ここで貝殻に願いを書き、壷に入れて奉納すると素敵な出会いがあるといわれている。

よく見ると乙姫様と浦島太郎の絵が描いてある。

神社の御朱印を集めている私。御朱印は隣の土産屋「にしき屋」で取り扱っている。
龍宮神社は小さいけど明るくて楽しい神社だった。

浦島太郎の像
『男性は左側から二回まわる。女性は右側から二回まわる。二回まわって花を撫でたら願い事がかなうと言われている。』

指宿のシンボル、開聞岳はきれいな三角形をしていて美しい。この風景を見ると1960年代に指宿が東洋のハワイと言われたのもうなづける。

さすが鹿児島、お土産屋も焼酎だらけ。

休業しているお土産屋アロハの看板が面白い。テレビ番組「ナニコレ珍百景」で放送された看板。

指宿のホテル到着

夫婦露天風呂の宿 吟松(Ginsho)の海側和室に宿泊した。

大型観光ホテルでオーソドックスな和室で窓の外には海が広がる。

さっそく貸切露天風呂へ。

9F屋上にある貸切露天風呂「空」 (貸切り料金:50分 4,000円)
心地よい波音と潮の香りに包まれて入浴できる。洗い場や休憩するデッキチェア、ドライヤーもある。

泉質:ナトリウム塩化物泉 (隣の天然砂むし温泉と同じ源泉)
お湯は源泉かけ流し。お肌を保護しメラニンを整えるメタケイ酸を多く含んでいるため、美人の湯とも呼ばれている。
今朝の妙見石原荘の湯はクレンジング効果がある炭酸水素塩泉だったので、塩化物泉のお湯でさらに保湿。

ホテルの隣には指宿名物の天然砂むし温泉砂楽(さらく)がある。

顔出し看板はいくつになっても絶対写真撮るよね。私だけ?

以前、別府で入った砂蒸し風呂がサウナのようにかなり熱かったので、指宿では体験しなかった。気温も高かったし。中国人観光客が多い。
鹿児島県民の人が言っていたが、地元の人は砂むし温泉に入ったことがないそうだ。東京育ちの人が東京タワーに行ったことがないようなもんかな。

<砂蒸し温泉の効果>
熱い砂をかけると10分位で全身に汗が吹き出し、肌の老廃物を取り除きデトックス効果あり。
温泉の泉質:ナトリウム塩化物泉

砂むし温泉砂楽敷地内にあるポケモンマンホール、ブースター(Booster)

私はご当地ラベルのミネラルウォーターもつい買ってしまう。

毎度楽しみな旅館の夕食タイム。前日の妙見石原荘の会席コース料理が見栄えも味も最高レベルだったので、この夕食が普通に感じてしまう。でもこれがスタンダードな温泉旅館の夕食だろう。
源泉が湧き出る「温泉卓」で温泉卵、目の前で揚げる「さつま揚げ」など、お料理も思い出に残るように工夫してある。九州の醤油はどこも黒っぽくて濃厚。

鹿児島名物のさつま揚げはその場で揚げてくれるので美味しい。

珍しいココナッツミルク風味の海鮮鍋。

茹で上がった温泉卵をご飯にかけて。

黒豚は角煮で。美味しい。

食後に2Fにある大浴場に入った。温泉は良いのだが2Fの露天風呂は海の目の前なので囲いで覆われていて暗くて足元がヌルヌルする。皆、屋上の露天風呂に入っているようで内風呂には殆ど人がいなかった。

翌朝、朝食前に9Fにある天空露天風呂(女湯)に入った。シャワー付きの洗い場も複数ある。目の前に広がるお風呂の前にはさえぎるものがなく、開放的なお風呂だった。温度もぬるめでちょうど良いが、湯舟に浸かると朝陽が水面に反射してかなりまぶしい。

昨日の妙見温泉と泉質は違うが、指宿温泉もお肌しっとり。昨日から数回温泉に入ったせいか、今朝は顔の毛穴もしまって化粧ノリも良い。肌も柔らかくなった。

朝ごはん。品数豊富で朝からお腹いっぱい。

朝は源泉が湧き出る温泉卓で湯豆腐。

朝8時からホテルの前の浜辺でコーヒーのセルフサービスあり。

昭和時代から時が泊まったような色褪せた看板。自販機はピカチュウだけどね。

レンタカーで鹿児島市内まで戻る途中、道の駅いぶすき「彩花菜館」(さかなかん)に寄った。錦江湾を一望できる展望台があり桜島が見える。地元のとれたて新鮮野菜や鮮魚、焼酎などを、オクラやさつまいもを使用したご当地ソフトクリームも売っている。プレミアム生クリームソフトが美味しかった。

緑色とピンク色のかわいい郵便ポストがあった。

ご当地にありがちな幸せをよぶポスト。指宿にはカラフルポストが多いな。
緑色のポストは家族や友達との絆 、ピンク色のポストは縁結びや恋愛成就らしい。

鹿児島市内に戻って、繁華街の天文館にある「しろくま」でかき氷食べて東京に戻った。鹿児島は静かで温泉があって、よかねぇ。

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